セブ島移住を失敗で終わらせないために

セブ島移住を失敗で終わらせないために

年中あたたかい気候、真っ青な空、透き通るようなビーチはすぐそば。
物価は安い上、フィリピン人は親日でフレンドリー。

というような、ありきたりで上っ面だけのセブ島の紹介はしません。笑

近年、セブ島に親子移住を検討されている方が急増しています。

というわたしも2015年に語学留学をきっかけに訪れて以来、セブ島に移住し、幼い娘と親子で暮らしています。娘の出産もフィリピンです。

わずか数年のセブ島移住生活ですが、それでもわたしが住みはじめた頃から比べると、フィリピンの治安や衛生状況は目を見張るほど改善されていて、

  • 幼いお子さんを連れているお母さん
  • 夏休みを利用して短期留学されている中学生

数年前まではほぼみかけることがなかったこんな方々を、セブ島でみかけることも多くなりました。

スリが多く、危険だからジプニーに乗るのは禁止

コロンという場所にだけは行ってはいけません

夜は門限までに帰ってきてください

わたしがはじめてフィリピンに来た頃は、語学学校からこのようなアナウンスが流れていました。
ほとんどの語学学校で ”門限” がありましたし、現地人が集まるような場所に行くことは禁止になっていました。

おそらくもう門限や禁止事項がある語学学校はほとんどないのではないでしょうか。

親子でセブ島移住したい人が急増中

そんな治安改善の効果もあってか、とくに教育熱心なお母さんと子どもが ”親子留学” を目的にフィリピンを訪れることが増えており、多くの語学学校が “親子留学プラン” に力をいれています。

さらに親子留学にとどまらず、

子どもを英語漬けの環境で育てたい

インターナショナルスクールに通わせたい

このようにセブ島移住を検討しているお母さんが増えています。

セブ島移住の3大魅力
  • 世界3位の英語公用国
  • 物価が安い
  • 治安や衛生面の不安が払拭されつつある

世界3位の英語公用国

ノンネイティブの国でいえばフィリピン人の英語は世界でもトップレベル。
基本的に看板・本・テレビ、街での会話も、セブ島の公共の場ではほぼ英語が使われています。

物価が安い

インターナショナルスクールは日本では年間200万円以上はかかると言われていますが、セブ島なら年間60〜100万円ほどで通わせることができます。
※ 子どもの年齢によります。小学校・中学校の年齢ならさらに安いです。

英語を学ぶことにだけにフォーカスするのであれば、インターナショナルスクールでなくてもプライベートスクールでも十分。
プライベートスクールになると年間30万円以下で、英語漬けの教育を受けることができます。

メイドも安く、わたしもベビーシッターを雇っていて、契約によりけりではありますが月に1〜2万円で雇うことができます。

治安や衛生面の改善

そして改善されつつあるフィリピンの治安。

日本人や外国人でもタクシーを使わず普通に道を歩いていますし(以前はあまり歩いていなかった)モールもピカピカになっているし、日本ほどではないですが、トイレもずいぶん綺麗になりました。

…こんなに条件が揃っているのであれば、親子移住を考えられるお母さんが増えているのも納得ですよね。

セブ島移住に失敗して日本に帰る人も多い

わたしはセブ島で、

  • 経営者 / 役職者
  • 海外駐在員 / その妻もしくは夫
  • 妻もしくは夫がフィリピン国籍

上記の方を除いて、5年も10年もセブ島で暮らしている、という人をほとんどみたことがありません。

つまり何が言いたいかと言うと「結局ほとんどの人は2-3年で日本に帰ってしまう」ということ。

移住を決めてセブ島へきたにも関わらず、金銭的・精神的などさまざまな理由で半年もたずに「日本に帰らざるを得なくなる」人もいます。

前置きがとっても長くなったのですが ”セブ島移住するなら計画をしっかり立てましょう” ということをお伝えするのが当ブログの目的です。

セブ島親子移住のチェックポイント4つ

セブ島親子移住を決める前に、下記をYES/NOで答えてみてください。

セブ島親子移住のチェックポイント
  1. 数年間食べていける貯金はありますか?
  2. 金銭面でサポートしてくれる人はいますか?
  3. 英語は話せますか?
  4. なにかスキルはありますか?

YESはありましたか?

もしYESがひとつもなかった…という方は、残念ですが今はフィリピン移住を見直した方がよいかもしれません。

セブ島親子移住に必要なもの

セブ島に親子移住するにあたり、下記3つのうち1つは最低限必要です。

セブ島親子移住に必要なもの3つ
  1. お金
  2. 英語
  3. 仕事

お金

なんといってもお金ですよね。

逆に言えば、お金さえあればセブ島移住はなんとかなるとも言えます。

例えばご両親がサポートしてくれる、夫に仕送りしてもらえる、過去に貯めに貯めた貯金があるなど…。

英語が全くわからなくても、通訳を雇ったり日本人向けのサポートサービスを利用すれば、家も借りれますし、子どもの学校の手続き・VISAの手続きなどの代行もお金で解決できます。

英語

最低限の英語力はやはり必要です。

前述したとおりですが、英語ができなくてどうやって家を探して借りるのでしょう。子どもの学校はどのように探して入学手続きを進めるのでしょう。

また、フィリピンは契約社会なので、事あるごとに契約書や複雑な書類の提出を求められます。

特に、悪名高いフィリピンのお役所は間違っていても教えてくれないし、手続きが進まなくてもはぐらかされるし…英語ができなければ全く相手にしてもらえません。

所持金に余裕がある人は、通訳や日本人向けサービスを利用すれば解決ですが、予算が乏しい場合はすべて自力で解決しなければならないんです。

仕事

家賃収入や自営で定期的な収入がある・仕送りがある・貯金がある…こんな方はセブ島で仕事を探す必要はないかもしれませんが、仕事をセブ島でみつけようと考えている方は注意が必要です。

単身での海外移住なら、10万円あれば贅沢はできないなりにもフィリピンで暮らすのは余裕です。

ですが、お子さんがいる方は別です。

子どもと海外で暮らすとなると、割高である”コンドミニアム”と呼ばれるセキュリティの高い家を探さなければなりませんし、子どものお世話をお願いするメイド・そして子どもの学費・人数分の食費など…

最低でも17-8万円はかかるでしょう。

セブ島移住中シングルマザーの生活費を大公開!セブの物価は安いの? | Freelanceism

わたしの子どもはまだ学校に通う年齢ではないため、まだ学費は必要なく、わたしが仕事をしているためメイドだけ雇っています。

それでも毎月14-5万円かかっています。

フィリピンでは日本人の子どものワクチンに保険はききませんから、毎月1回のワクチンを接種するだけで8,000円です。
ミルクも欧米の輸入のまともなものを購入すると、日本で買う値段と同じです。

ちなみに私は、割高のスーパーではなくローカル市場で野菜や果物・お魚・お肉を買っており、お米もフィリピン米。週末の1-2食を除いて完全自炊です。

切り詰めて生活しているわけではないですが、贅沢をせずに毎月14-5万円です。

仕事は決まっていますか?

セブ島現地採用の給料

セブ島の現地採用の給料っていくらかご存知でしょうか?

平均月収10-12万円です。

ビジネスレベルの英語ができて、プラスαのスキルや経験があればもちろん月収20万円ほどの仕事もあります。

でもよく考えてくださいね。

ビジネスレベルの英語ができて、スキルもあって経験があっても「わずか月収20万円」がいいところなのですよ。

これがフィリピンです。

英語が話せることは基本中の基本で、さらにスキルや経験があっても高収入は望めない場所なのです。

セブ島移住前に準備すること

セブ島への移住を検討している方は、下記を準備しましょう。

セブ島親子移住前に準備すること3つ
  • とにかく貯金する or 援助を確保する
  • 最低でも日常会話に支障ないレベルの英語を身につける
  • 仕事を決めておく or 収入源を確保しておく

とにかく貯金する or 援助を確保する

何がなんでも、とにかく貯金ですね。

さらに「援助」をしてもらえるように準備もしておきましょう。

ご主人がいらっしゃる方は多くのご家庭では援助を受けられるかと思います。

問題は母子家庭のお母さんです。

特に養育費をもらっていない方は、ご両親や頼れる親戚・知人に援助をお願いしておき、何かあったときに助けてもらえるようにしておきましょう。

わたしも経験があるのですが、セブ島はスリやカードのスキミングが非常に多く、いつトラブルに巻き込まれるかわかりません。

先日わたしも携帯をすられ、仕事上、必ず必要でなくてはならないものなので、翌日13万円弱でiPhoneを購入するはめになりました。

最低でも日常会話に支障ないレベルの英語を身につける

セブ島で暮らすだけでも最低限の英語力は必要です。

前章でスリにあった話を出しましたが、加入しているクレジットカードで盗難保険がついていることを思い出し、保険金の申請をすることにしたんです。

そこで保険会社に必ず提出しなければならないのが「盗難届」です。

現地の警察に出向き、英語で状況を説明し、英語で書かれた盗難届を発行してもらわなければなりません。

最低でもこれくらいはできないと、トラブルの多いフィリピンで親子だけで生きていくのは少し難しいです。

ちなみに、盗難届を保険会社に提出した結果、無事保険金がおりました。

iPhone購入費として支払った13万円弱の半分くらいはかえってきましたので「やはりクレジットカードは持っていて正解」ですね。

仕事を決めておく or 収入源を確保しておく

仕事は日本にいる間でも決めることができます。

セブ島に着いてから仕事が見つからずに焦るより、日本であらかじめ就職先を決めておかれるのがおすすめです。

ほとんどの会社でSkypeを通じての面接が可能ですので、日本にいる間でも求人情報には常に目を通し、積極的に応募しましょう。

また前述のとおりですが「セブ島の現地採用の給料は安い」というのは定説です。

インターネットとパソコンさえあればできる「データ入力」や「Webライター」など副業の仕事など、サイドラインからの収入源も確保しておきましょう。

子どもが犠牲にならないように

最後に一番重要なことを確認します。

あなたのお子さんにセブ島移住は本当に必要なことなの?

見知らぬ土地で言葉も分からず、慣れない水を飲んだり食事をし、友だちと離れ離れになってしまうのは子どもです。

セブ島ではバスタブもないのでお風呂にもゆっくり浸かれないですし、公園もありません。
外に一歩でると犬の糞だらけだし、道はボコボコだし、注射もしていない捨て犬・捨て猫がわんさかいて、走りまわることさえできません。

子どもに英語を身につけてもらうことが主な移住目的なのであれば、日本で英会話に通わせたり、オンライン英会話ではだめなのでしょうか?

フィリピンは英語環境は素晴らしいですし、英語の先生のレベルも高いですが、他の科目については日本と比べて桁違いにレベルが低いのをご存知でしょうか?

フィリピンの東大にあたるフィリピン大学(UP)は世界ランキングで何位だと思いますか?

367位です。

ちなみに東京大学は46位ですよ。
世界でも有数のレベルの高い日本の義務教育を受ける権利を破棄してまで、セブ島移住することは子どもの教育上本当に必要なのでしょうか。

実際にわたしも子供と住んでいますので、セブ島親子移住に反対しているわけではありません。

とはいえ「子どものために」と言いつつ、「子どもが置かれるであろう環境や気持ち」について考慮できていないお母さんが多いのではないかなって思うのです。

セブ島親子移住前に確認すること
  • お子さんのセブ島留学は必ず必要ですか?
  • お子さん自身も留学に前向きですか?

このポイントを抑えたことを前提として、しっかり移住計画をたてていきましょう!

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